サドルトップの造り方 2


リペアファイルにもよく掲載している、もう1つのサドル形状の造り方を公開いたします。このスタイルはギブソンに多用していますが、ストロークプレイ中心だったり、戦前ブルース系の奏法に向いているのではと思っています。あくまでも個人的な感覚でございます故、ご了承いただいた上でご参考にしていただけると幸いです。




こちらもサドルのスロットに合わせて形成し、高さも計測し形成したところからスタートします。ピッチ確認しトップの部分に鉛筆で峰となる部分を書いておきます。2と3弦の間のところが前回と微妙に異なります。


2と3弦の間の加工ですが、小さな三角状のスロープを造ります。


こんな感じです。


半丸ヤスリの平側で2弦の乗る部分を加工します。


こんな感じです。初めに造った三角部分とはまだつながっていません。


ヤスリ少しななめにしてつながりを加工します。力を加え過ぎないようにゆっくりとです。


つながった状態です。ここの加工がタイトなほど完成が美しくなりますので、頑張ってみて下さい。


次に、1弦に向かうカーブを加工したところです。ヤスリの使い方は前記事でご確認下さい。


1弦部分の加工をしたところです。


サドルを前後ひっくり返して2と3弦間の反対側の三角のスロープを造ります。


こんな感じです。


3弦の乗る部分を加工します。


つながりの加工です。ここでも出来るだけタイトに加工して下さい。


こんな感じにつながりました。向こう側の先に加工した三角スロープとの境は奇麗な峰になっていると理想的です。


4から6弦の部分を削ったところです。峰がゆるやかにカーブするように加工しましょう。


1と2弦の背面側を加工したところです。


サドルをひっくり返して、4から6弦の手前側を加工したところです。


サンドペーパーをかけます。


コンパウンドで磨きます。


完成!!


2と3弦の間の峰はこんな感じ。


このアングルの画像もどうぞ。



今回の作成には、切れの良いヤスリが必要かもしれません。小さな三角スロープを加工する時には精密三角ヤスリも使い易いのではと思います。いずれにしてもチョットした手先の器用さが仕上がりの差になりますので、自信のあまり無い方は、慌てずゆっくりとトライしてみて下さい。