Repair File #500

Martin HPD-41

詳しい内容についてのお問い合わせは info@ba-na-namoon.com

 

あくまでも個人的な感想

バナナムーンさんのHPを読んで、自分のギターももっと良い音になるのではと思い、チューンナップをぜひお願いしたいと思います。27年前に至近距離で聴いた杉田二郎さんのマーチンサウンドとかなり違う気がします。そんな依頼です。ローポジションの押さえにくさをそのままで12Fの弦高だけ下げてしまってあります。ナットも音造りを意識しているように思えない造りのままです。12Fの弦高を変えないように1Fの弦高を整える為に、ナットとサドルの交換、新しいサドルに合わせたブリッジの修正をしました。41というモデルは45等の40番台とは根本的に異なる音と意識していましたが、勝るとも劣らないサウンドに変化し、特に高域の響きがとても立体的に聴こえて来ますよ。これはヘリンボンの影響でしょうか。オーナーさんからは、『立ち上がりが早くなり、キレが良くなった印象です。高音はキラキラとして、低音も以前より引き締まったように思います。低すぎない弦高なのに、とても弾きやすくなりました。』とのお言葉をいただきました。いやいや、本当に綺麗な音です。東京からの依頼でした。

ナット周りがスッキリしたのがお分かりいただけると思います。最近のマーチンのナッと外しは凄く大変ですが、特にバインディング付きの40番系は神経をすり減らします。(笑)ヘッドトップの位置が異なり、ナット取り付け溝が深くなっているんです。

オリジナルのナットの別アングルの画像ですが、この弦溝では音抜けはあまり期待できません。

 

 

毎度書いておりますが、オリジナルのミカルタが悪い素材とは思いません。メーカーとしては均一なクオリティをキープする為のチョイスでしょう。ミカルタの特色はプレーヤーに負担をかけない音色となっています。それがデメリットに感じるようでしたら、スキルアップにつれて変えてゆけば良いのです。今回はオーナーさんの『もっとキラキラした音』というご依頼から、牛骨をチョイスいたしました。

 

 

今回最も興味を持ったバインディングです。初めて弾いたHPDなので断言できませんが、立体的な広域はここに秘密があるかも。。。。もっとたくさんのHPDを弾いてみたいですねぇ。

 

 

 

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