Repair File #497

Gibson Hummingbird (00404046)

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あくまでも個人的な感想

ハミングバードのお任せチューンです。バランスが悪い、音がこもっている、そんな依頼です。一生、付き合いたいとの思いでお求めになったそうです。ペグ、ナット、サドル、ブリッジピンが交換されていました。どうやら私の所にくるまでに行われた2軒のリペアショップでの処置が上手くいかなかったようです。う〜ん、素材の組み合わせの意味が良く見えません。。。。どうやらオーナーさんは、それぞれのショップのお勧めに従ってしまわれたようですね。リペアマンそれぞれに音の造り方はあると思いますが、方向性を統一していないのはいけませんよね。出来上がって、やっとマホの音が出て来ました。高級素材を使っても、選択やセッティングを間違えると本来の音は失われるのですね。オーナーさんからは『随分と遠回りしましたが、バナナムーンさんのリペアでやっと心から満足し、これから安心して気持ちよく弾きこんでゆけます』とのお言葉を頂戴いたしました。香川からの依頼でした。

 

 

お預かり時のナットはタスクでした。指板との間に隙間があります。タスクが悪いとは申しませんが、平面が出ていて欲しい部分がへこんでいるのが気になります。ここはキレイにサンディングし、平面を出してから取り付けて欲しかったです。でも、私の経験では平面出しをしたタスクを取り付けできるナット厚のギターは、あまり無かったような気がします。。。

 

 

色の具合でお分かりでしょうが、弦溝全体で弦を受けています。この状態の音を好む方がいらっしゃらないとは思いませんが、オーナーさんのご希望からは離れています。

 

 

さて、接着剤のクリーニングです。

 

 

はい、キレイになりました。

 

 

ナットは牛骨をチョイスしました。

 

 

白蝶貝のアジャストカバーはお洒落ですが、ネジ穴が合っていません!(左画像)これではネジをキチンと締め込めませんね。きっと割れてしまうでしょう。ここが浮いているとイヤなノイズが出たりします。埋木して空けなおしました。(右画像)

 

 

サドルは牛骨です。弦ガイドも整えました。

 

 

 

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