Repair File #491

Cat'sEyes CE-1000 (1226680)

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あくまでも個人的な感想

80年のキャッツです。ラージサウンドホールですのでクラレンス・ホワイトモデルと言えるのでしょうか。総点検をお願いしたい。ネックに反りがあり、弦高が高いのでできる限り低くして欲しい。低音弦が7Fから上は詰まりぎみ。腕の問題かもしれませんが。。。そんな依頼です。診たところ、腕の問題ではないようです。ネック調整、フレットすり合わせ、ナット修正、サドル交換、ブリッジピンホール修正、ブリッジピン交換です。オーナーさんから『事前の打ち合わせで弦高を下げることによるデメリットを説明して頂きましたが、確かに低音が軽くなったかなと思います。でも以前よりもクリアーな音となり、高フレットになってもストレスなく音が出て気に入りました。軽くなったと言うよりも松本さんの言われるように、明るい音ですね。一番のお願いであった弦高ですが、以前に比べたら大変弾きやすくなりました。一音一音はっきりして良い音してると思います。』その事前打ち合わせは、何と18往復ものメールでした。(笑)根気強くおつき合いいただき感謝です。タイトな明るい音で、反応も上がり気持ち良い感じになって個人的にも満足でした。オーナーさんの評価はいつも気になりますが、喜んでいただけて良かったです。長野からの依頼でした。

 

 

ナットはオリジナルで、大きな問題は無いと判断し弦溝の修正という事でしたが、作業中にポロッと取れてしまいました。これはラッキーです。取り付け溝に残った接着剤をクリーニングし貼りなおして修正する事が出来ました。危なかったです。

 

 

底面と指板エンドの密着具合から判断したナットでしたが、接着剤の劣化が起こっていたのです。大きな反省材料となりました。ラージサウンドホールの音に惑わされたのかもしれません。いけませんね。

 

 

サドルはサイズが合わなくなっていた為に交換いたしました。ご希望の弦高下げですが0.5ミリほど落とせました。

 

 

ピンはオーナーさんが市販のエボニーのピンを削って使っていらっしゃいました。エボニーで気に入っているのならピンではなくホールを加工して合わせる事をお勧めしました。ピンはマーチンのエボニーで、ホールを削ってフィットさせました。

 

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