Repair File #476

Martin M-38 (512500)

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あくまでも個人的な感想

M38のお任せチューンです。友人に『ネックが反っている』と言われたのだけれど、この際悪いところは治して欲しい。そんな依頼です。13年の疲れが所々にありました。ネックの割れ、反り、歪み、フレット浮き、1F弦高は低すぎ、12F弦高は高すぎ、バインディングの剥がれです。ネックの割れは軽症で接着剤の充填でオーケーでした。ネックはフレットの浮きも有るので、全フレット抜き、指板修正、打ち直しでした。ナットを交換、サドルは修正、ブリッジピンホールを修正して出て来た音は、正しくM(今の0000ですか)です。ドレッドと000の中間サイズらしく豊かなローエンド、繊細なハイエンドの鳴りです。カントリーブルースやラグタイムのお得意なオーナーさんにピッタリの出来に喜んでいただけました。

 

交換後のナットです。

   

ブリッジはローズウッド、指板はエボニーという組み合わせは、まるでクラシックギターです。フィンガースタイルを意識した設計思想なんでしょうね。ピンはオーナーさん自身が交換したEZペグです。ピンのうしろ側でボールエンドを固定する特殊な構造で、タイトな音を演出します。

 

 

修正後のフレットです。フレットの浮きは音の芯を失います。特に低音側なんて悲惨な音になってしまいます。皆様も点検してみて下さい。

 

 

 

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