Repair File #462

Martin 0-28CTM (945068)

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あくまでも個人的な感想

最近のマーチンの型番に疎いので、お問い合わせに『?』でしたが、カスタム物ですね。見てみてビックリ!バーフレットじゃありませんか!これには思わずニヤッとしてしまいました。音が抜けないし、ハイフレットでのバズがあり今イチ気に入らない。一度きっちりとセッティングしていただき、本来持っているポテンシャルを体験したい。そんな依頼です。ほぼ工場出荷状態ですが、フレットのディメンションが上手く整えられていませんでした。バーフレットのすり合わせは少々厄介です。ネックを調整し、フレットの高さをキチンとすり合わせ。ナットとサドルはオーナーさんのご希望で牛骨に交換。ブリッジピンホールを整えて出来上がりです。ビンテージ以外のバーフレット物を初めて弾きましたが、密度のある音がします。このモデルはスキャロップブレイシングですが、ボディが小振りなせいかトップの剛性が高い感じがします。中を見てみると、Xブレイスの中のトーンバーが1本(面積が狭いからでしょう)なのですが、センターの合わせ目の部分にパッチが1枚(補強ですね)貼ってありました。このあたりがサウンドの秘密のようです。出来上がって、高校時代に覚えたラグを弾いてみましたが、ローエンドの存在感とハイエンドのスムースな感じがゴキゲンです!ナット幅が46ミリでコードもとても押さえやすいです。千葉からの依頼でした。

 

近年のマーチンはナットの接着が強固で、外してみると時に画像のような気泡があったりします。もう少し外しやすく造ってもらえたらこんな事も減るのでは?と思っています。乱暴に扱われて外れてしまうのを危惧しての事と理解はしていますが。

 

 

接着剤をきれいに削り落としました。

 

 

オリジナルのナットです。スロッテッドヘッドの場合はソリッドヘッドとは溝の切り方が異なるはずです。この溝では音がこもってしまうのも当然です。

 

 

交換後の画像です。

 

 

オリジナルのブリッジ画像です。

 

 

サドル交換、ピンホール修正後のブリッジ画像です。

 

 

 

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