Repair File #374

Gibson 1963 J-45 (02600100)

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あくまでも個人的な感想

ギブソンの1963モデルJ45ですが、最近、音がこもって聞こえてくるように思い(はっきりとはわかりませんがなんとなくそんな感じがします)、点検をお願いしたい。そんな依頼です。直接お会いして色々とそして様々な打ち合わせの結果、サドルを牛骨に、減りが現れだしたフレットをすり合わせ、ナットの溝も整え、アジャストカバーのネジをきっちりと収めて、ペグはオーナーさんの強い思い入れからクルーソンのキーストーンに交換して出来上がりです。お預かり時よりもドライ感が増し、反応もアップ。若い音ですがギブソンらしい乾いた感じになりました。マーチン系ばかり弾いて来た私も、そろそろギブソンが欲しいところです。どうしても直接話をしたいと、岐阜からお持ちいただきました。(嬉)

 

 

オーナーさんとの相談の結果、サドルをタスクから牛骨に交換いたしましたが、この結論が出るまでに2〜3時間かけて打ち合わせを行いました。タスクが必ずしもいけない素材ではない事、牛骨への交換による音の変化をご説明して『試してみます。いえ、試してみたい』という結論が出ました。

 

 

ペグを交換し、オーナーさんの憧れのヘッドになりました。シャーラーのキーストーンも候補に上がりましたが、ペグ質量の増加による音の変化を避けるためにクルーソンをチョイスです。この結果は、私も大賛成です。

 

 

個人的にゴトーよりクルーソンを好む理由は、このポストだからです。精度を取るか、音を取るかは究極の選択ですねぇ。もちろん精度、素材、音が整えば問題は全く無いのですが。

 

 

作業中にアジャストカバーのネジ浮きを発見しました。こんな事は珍しいのですが、ネジをカットしてなかったために、ロッドに当たって全部は入りきらない状態でした。

 

 

ネジをカットし、カット面をやすりで整えて出来上がり。チューンして鳴りが良くなると、このカバー泣きが起こる事があります。気がついて良かったです。

 

 

 

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