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ナット交換

 

ナット交換の手順を説明いたします。ワンオフで造り上げるギターの大切なパーツのひとつです。リペアマンそれぞれのやり方がありますが、私はこんな方法でやっています。今回は、ナットを造りながらサドルも削って、12Fの弦高を同時に調整する方法です。

 

 

ナットを外したところです。接着剤が残っているのが見えます。

 

 

接着剤をきれいに剥がしとったところです。前の接着剤はきれいにクリーニングしておかないといけません。

 

 

手前が外したナット、後ろは新しいナットを削り出す牛骨のブロックです。

 

 

厚さと幅に合わせて切削し、接着したところです。

 

 

トップのアールとヘッド側のスラント(傾斜)をラフ加工します。

 

 

弦の溝を切るやすりです。

 

 

オリジナルのピッチに合わせて溝を切る場所を決め、目立てやすりで軽く溝をつけ、弦を張って弦間が均等なのをチェックします。

 

 

ヘッドをキズつけないように充分に注意して、溝を切ります。この段階では出来上がりサイズ(1F弦高)の1歩手前までで止めておきます。ここからサドルの修正にかかります。

 

 

目標の1F弦高のサイズのシックネスゲージを弦と1Fの間に差し込み、弦を押さえて12Fの弦高を測ります。これでサドルを削るサイズが分ります。

 

 

サドルの修正を終えて、1Fのサイズも目標通りに溝を切りました。ここからナットの形状を造り出します。

 

 

オリジナルのナット形状を見ながら丁寧に削ります。

 

 

おおまかに削り終えたところです。

 

 

サンドペーパーを細かくしながら仕上げてゆきます。

 

 

コンパウンドで磨き終えたところです。

 

 

弦を張り、溝の角度と、弦と溝の接触具合の修正をします。ここで音色バランスを取ります。