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マーチンのナットはずし

 

最近のマーチンのナットの外し方です。ナットは上の方に絞って彫られた溝にかなり頑丈に接着されています。横からスライドさせて取り付けるようになっているので、上にナットを抜く事が出来ません!外す場合、気をつけないと塗装を割ってしまったり、ヘッドのトップを割ってしまいますので、慎重な作業になります。やってみたくても、もし自信があまりない場合は無闇に挑戦しないで楽器店に相談して下さい。

 

まずナット側面の塗装を削り落とします。外した時に塗装が割れて、ネック部分の塗装が剥がれてしまう事を防ぐ為です。刃の新しいカッターでナットとネックやバインディングの間に切れ込みを入れて、刃の背中部分をスクレイパーのように使って丁寧に削り取ります。もちろん両側ともです。

次は、ナットの前側とヘッドトップの間に切れ込みを入れます。一度に切らずに数回行った方が上手く出来ます。

やはり、カッターの背中部分で塗装を削り落とします。ゆっくり丁寧に作業します。

ヘッドトップと指板をマスキングテープで保護しておきます。2〜3重に貼るとよりグッドです。私はヘッド側にはフェルトを入れます。指板側は指板上にだけマスキングテープを貼ります。ネックのサイド側までテープを貼ってしまうと、テープを剥がす時に塗装がテープに引っぱられ剥がれてしまう事があります。

ナット外しに最適なノコギリは、何とプラモデル用でした。すごく使いやすいです。

短い刃の方で軽く切れ目を入れます。ガイドの為ですからあまり深くなくても大丈夫。

長い刃に交換し、均一な深さを保つようにゆっくりと切り込みを入れます。勢い良く作業をすると溝から刃が外れ、他の場所を傷つけたり、刃が折れて危険です。ゆっくりとです。メガネ等をかける事もお忘れなく!

切れ込み入れが完了!ネックまで切ってしまわないように気を付けて下さい。(特に向こう側)

『くいきり』でつかむとナットは割れて写真のようになります。ヘッド側のフェルトはご覧のように外して、マスキングテープのみにしてあります。これだけで塗装が割れてしまう事を保護できます。

割れた部分を取り去った状態です。今回はあまり上手くゆきませんでした。残ってしまった部分が大きくて、ちょっとガッカリ…。私にもこんな事があります。気を取り直して、残り部分に同じ作業を施します。

ミニルータ−やスクレーパーを駆使してここまで外す事が出来ました。薄く残っている所は精密ヤスリで仕上げます。

マスキングテープを剥がす時は、写真のようにゆっくりと引っぱります。勢い良く剥がしてしまうと塗装まで一緒に剥がれる事がありますので、必ずゆっくりと。