超マニアックなフィンガーピックのフィッティング


メタルの響きが好きで30年以上もメタル製のフィンガーピックを使ってきました。しかし、自分の指へのフィッティングは未だにベストを探しています。人口は非常に少ない(悲)ようですが、メタルフィンガーピッカーの皆様のお役に立てればと思い、私なりのフィッティング方法を掲載いたします。非常にマニアック、いやオタク的(笑)な内容ですのでどうぞご注意下さい。(拝)

『違うぞ!』とか『分かりにくいぞ!』とか何でも構いません、お問い合わせなどは承りますので、この狭い世界を一緒に楽しみましょう。


まず、現在私のメイン使用ピックの画像をご覧いただきながら、その形状について解説いたします。弦があたるブレード部分指に巻き付けるラップ部分の状態は、音に反映します。ベストフィットは良い音を継続して出す為だけでなく、『ピッキングの安定=上達』にも繋がります。





1)正面から:ナショナル製で7セット(14個)、他メーカーで8セット(16個)所有していますが、一番のお気に入りはこの『オーバルエイト』と呼ばれるビンテージです。現在入手出来るものでは、現行ナショナル(NP2)とカイザーが音かなりが似ていますのでお勧め出来ます。愛用品は、お世話になっている『DAIKONさん』からの頂き物です。

2)背面から:ラップ部分は揃えるのが通常と思いがちですが、私の指には画像のように少しずらした状態でフィットします。少しきつめくらいがタイトな良い音がすると思います。(ライブ1本で指にラップの跡が残ります。。。/涙)

3)側面から:ブレードの湾曲は指の腹に添うようにという事はお分かりいただいていると思いますが、その加減が難しいですね。『指との接触面積』『先端の湾曲度』『指先からどの程度ブレードを出しておくのか』この3点が重要です。私の場合は、爪の先に2ミリ程度出て、弦の引っかかりが微妙にスムースで、音の芯が良く出る事に注意しています。

ブレードを出しすぎたり、アールが緩すぎたりすると針金を弾いているような安っぽい音になってしまいます。アールがキツすぎるとブレードが弦から逃げている感じで腰の無いような音になってしまいます。が。。。個人差ってものがありますので。

4)後面から:ラップは少し扁平した円状態です。ラップのエンド(画像では上)部分は爪と指の両方にかかっているはずですが、ラップエンドを円の内側に曲げる時に爪と指への接触状態が同じようになるように注意しています。


さあ、フィッティングに挑戦しましょう!





1)ラップの作業:ラップ部の打ち抜き穴のあるところはカクッと曲がってしまいがちです。ここは、プライヤーで軽〜く挟んで緩い湾曲を作ると良いと思います。穴と穴の間部分は、もう少し強めに挟んで作業します。一度キチンと平らにしてから適当な太さの棒にでも巻き付けるように。。。と考えてしまいがちですが、やめて下さい。ラップが打ち抜き穴の辺りで折れて破損しますよ。

2)ブレードの作業:ブレードの先端のアールのつけ加減は、曲げては弾き、弾いては曲げの繰り返しになると思います。弾き方を均一にしないと終わりの無い作業になりますので、注意して下さい。そして、ラップもそうなのですが、曲げを繰り返しすぎると金属疲労で折れてしまいます。ほどほどに。。。あれ?曲がったかな?? という程度でも、一度弾いて下さい。意外に音や弾き心地に反映していたりします。

3)プライヤー:ホームセンターのワゴンセールから見つけたもの。開口部に滑り止めのギザギザが無いものです。(安物で〜す)

4)プライヤー改造:はい、そのまま使うと大切なピックに傷がついてしまいますね。ブレードの傷は嫌な音が出ますので、絶対につけたくないですね。私は、ご覧のように革を貼付けています。ピックにあたりそうな角もヤスリで面取りしてあります。そう、ピックのフィッティング専用プライヤーです。

*失敗してピックを壊してしまう恐れがある事をご理解下さい。あくまでも自己責任でお願いいたします。


それでは指に装着した画像をご覧下さい






1)正面から:指の肉がちょっとプクッとしていますでしょう?こんな感じに少し食い込んでいますが、『イタタタ〜』とは違います。

2)側面から:ブレードは指とかなり密着していますね。向こう側も同じ感じです。

3)後面から:ラップエンドは指とジャストフィット。ここの安定はプレイの安定に反映いたします。フィットしていれば最小の力で弾けます。(力みは禁物ですよ〜)

4)前面から:ラップエンドは爪ともピッタリです。ブレードは若干ねじってあります。このねじれの感じは難しいですね。弦を弾く時の『引っかかり』と弾いた瞬間の『逃げ/払い』の微妙感は説明出来ません。

5)ラップエンド上部から:爪からのブレードの出し加減は、こんな感じです。カーターファミリーピッキング(サムでメロ、他の指でストロークする奏法/マニアック!)もピックを着けたままやっていまして、爪まで弦にあたるようにして弾いています。トライした事がある方は、分かっていただけるのでは? と思いますが。。。


演奏を見せろ! ですよね。。。いずれ機会があればです。。。   ここまで読んでいただけたあなた! かなり我慢強いか本当にメタルピックがお好きなのだと思います。ありがとうございました。『俺はお前ほど手先が器用じゃないよ〜』とおっしゃる方は、ご相談を承りますのでご遠慮なくお願いいたします。まずはメールでもいただければ。。。メタルフィンガーピックに魅せられてしまった私は、こいつから離れることができません。