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弦高調整について

 

意外と知られていない事ですが、弦高を下げる場合サドルの調整だけではなく、ナットの調整も必要です。また、弾いている間にフレットが減ってきますが、わずかな減りでも低い弦高では大きな影響を受けます。何年も経っている楽器のほとんどは、ネック、フレットの修正も必要とします。

 

●ナットとサドルのバランス

第1F弦高はローポジションの弾き心地を決定し、第12Fの弦高はハイポジションの弾き心地を決定します。バランス良く調整しなければいけません。

 

 

 

上の図が第1F、第12F共に高い弦高で、ちょっと弾きにくい状態だとします。これを下の図のようにナットとサドルの両側をバランス良く下げて、ローポジションからハイポジションまで全体を弾きやすい状態に出来ます。

 

  

上の図のように第1Fを先に下げてしまうと、下の図のようにサドルを下げた時に第1Fの弦高が低くなり過ぎ、開放でバズ(ビリ付き)が起こりやすくなります。当店に持ち込まれるギタ−の多くが、このような初期調整をされています。バランスの取れた低い弦高にするためには新しいナットに交換する必要があります。

 

●フレットの減り

弦高を下げた時にフレットに減りがあると、バズ(ビリ付き)が起こる場合があります。

 

 

赤い矢印が押さえたフレットです。次のフレットと弦の間にはきちんと必要な分の隙間が出来ています。