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弦高調整方法

 

アコースティック・ギターのセッティング手順をご説明いたします。興味のある方は挑戦してみると良いかも。ただし、かなりち密な作業ですから、自信のない方は専門家に任せた方が良いと思います。ご質問があればどうぞ。

 

1)計測

第1フレット弦高、第12フレット弦高、第7フレットリリーフを計測します。第1Fと第7Fはシックネス・ゲージで、第12Fは普通のスケールで測ります。

   第1F   第12F 第7Fリリーフ

1弦 0.40   2.5   0.2

2弦 0.40   2.5   0.2

3弦 0.45   2.5   0.2

4弦 0.45   2.5   0.2

5弦 0.50   2.5   0.2

6弦 0.60   2.5   0.2   例えばこんな状態だとしましょう。

2)ネック調整

ストローク中心に使う場合や右手のタッチが強い方の場合は、ほんの少し順ゾリさせるとバズが出にくくなります。まず、1度ネックをまっすぐ(7Fリリーフ=0)にします。この状態が気に入った場合はこれでネック調整は終わりです。これでは弦高を下げた時にバズりそうだなという方は、ほんの少しアジャスターをゆるめ音の変化を確認して下さい。ゆるめるほどラウド感が増しますので好みの所で止めて、ネック調整は終わりです。アジャスターはしめる方向で止めるようにしてください。

3)目標弦高を決める

   第1F   第12F 第7Fリリーフ

1弦 0.25   1.6   0

2弦 0.25   1.6   0

3弦 0.30   1.7   0

4弦 0.35   1.8   0

5弦 0.40   2.0   0

6弦 0.45   2.1   0   例えばこんな状態にしたいとしましょう。

4)再計測

サドルの削る寸法を計算する為の再計測です。第1フレットと弦の間に目標のサイズのシックネス・ゲージをはさみ、はさんだまま弦を押さえて、第12Fの弦高を計測します。

   第12F

1弦 2.0

2弦 2.0

3弦 2.2

4弦 2.2

5弦 2.3

6弦 2.4  こんな状態だったとします。

5)計算

落としたい寸法の2倍が削るサイズです。

   現状   目標   差   削るサイズ

1弦 2.0   1.6  0.4  0.8

2弦 2.0   1.6  0.4  0.8

3弦 2.2   1.7  0.5  1.0

4弦 2.2   1.8  0.4  0.8

5弦 2.3   2.0  0.3  0.6

6弦 2.4   2.1  0.3  0.6

6)サドル削り

サドルに削る分のマーキングをします。鉛筆でラインをひきますが、あまり神経質になる必要はないでしょう。バイスにはさみ、サンドペーパーで削ります。♯180から始めて♯400、♯800、コンパウンドがけという工程でピカピカに仕上げる事が出来ます。

7)ナット溝削り

出来上がったサドルを取り付け、弦を張ります。3)で決めた第1F弦高になるようにナット溝にやすりを入れると、第12Fの弦高も3)のとおりになります。

8)ナット・シェイピング

溝が深くなり、弦がナットにもぐりこんでいるのを修正します。サドルの削りと同じようにサンドペーパーで形成します。弦の約半分をサドルの上に露出させるのが理想ではありますが、うっかり弾くと弦が溝から外れる事も考えられます。ほどほどで構わないでしょう。