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セミアコの電気系チューン

箱ものの配線は非常に大変です。物によっては、小さな『Fホール』からパーツを引っぱり出したり、取り付けたりします。作業において注意するポイントは、

1)再短距離で配線する(ワイヤーの振動ノイズが出ないように)

2)Fホールからワイヤーやパーツが見えないように

3)次回の修理が難しくならないように

この3つのポイントを守るのが大変なのです。このページを読んでいただければ、セミアコの配線が自分でも出来るようになります。ご質問もお受けいたします。

 

 

Fホールから中身を引っぱり出します。あせらず丁寧に作業をしないと、Fホールのエッジにキズがついてしまいます。ご心配な方は、ホールの周りにマスキングテープを貼っておくと良いでしょう。ご覧のとおり、メーカーの配線は『グチャグチャ』です。これでは良い音が出そうにありません。ギブソンの場合、リアピックアップの穴から出せるものもあります。

電気パーツを外します。ピックアップのケーブルとテールピースからのアース線のハンダを外せば、ここまでになります。

スイッチクラフトのジャックは、首の長さが、ショートとロング2つのサイズがあります。今回のギター(セミアコ)のトップ板厚では、ロングを選びました。

紙にボディの穴位置を写し取ります。何の為なのかは先に行けば納得していただけますよ。ずれてしまわないように、テープで紙が動かないようにすると良いでしょう。

適当な大きさの段ボール箱を用意して下さい。

穴位置を写し取った紙を裏返しにして置き、穴の位置にキリなどで『ブスッ!』とマーク。

鉛筆などで部品が入る大きさに穴を広げます。Fホールが書いてあるのは、ワイヤーが見えないように配線する為です。

部品を乗せてワイヤーの経路を決めます。ポット等の向きはワイヤーの経路に従って決まります。

コンデンサーを取付けてから、リアボリュームのセンターの端子からスイッチへのワイヤーを配線しますが、スイッチにはまだ取り付けないでおきます。ワイヤーは、ポットの裏にハンダづけしてアースします。ほんの少し余裕をみて引き回します。

ジャックからスイッチへのワイヤーを配線します。やはり、スイッチにはまだ取り付けません。フロントのボリュームとトーンのポットの裏へアースします。

フロントのセンター端子からスイッチへのワイヤーを配線します。フロントボリュームの裏へアースをとります。これで3本のワイヤーが美しく配線できました。

スイッチにハンダづけするためにワイヤーの長さを整え、シールドと被膜を写真のようにむきます。

1mmのスズメッキ線でワイヤーを束ねてハンダづけします。こうしておくと芯線のハンダが振動などで取れにくくなります。

スイッチのアース端子には編線を長くしておいたワイヤーのみハンダづけします。それぞれの芯線をそれぞれの端子にハンダづけして出来上がり。

テールピースからのアース線が裸なので絶縁チューブをかぶせておきます。このアース線はポットの裏にハンダづけするので、裸のままだと端子に接触して音が出なくなる事があります。メーカーは不用心ですね。

絶縁チューブをかぶせたところです。これで安心!

ピックアップのワイヤーをコントロールのワイヤーにそろえるように引き回してハンダづけし、マスキングテープで適当な位置で束ねます。その後テールピースのアース線をフロントボリュームの裏にハンダづけします。マスキングテープはケーブルの磁界に悪影響をまったく与えないんですよ。

パーツを取り付けます。ご覧下さい、Fホールからは何も見えません!